歯の豆知識

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口腔衛生の意識調査から見える「“今“の歯の悩み」

こんにちは😊

ブログ担当のTC中島です🦷

 

気付けば今年も残りわずかになり、朝晩はぐっと寒くなってきましたね🥶

皆さん体調は崩していませんか?

今年1年たくさんの方にご来院いただき心より感謝申し上げます。

来年もどうぞよろしくお願いいたします🙇🏻‍♀️

 

 

さて、今回は口腔衛生の意識調査から見える「“今“の歯の悩み」についてです。

全国の口腔衛生の意識調査に関する最新データをもとに、現在の日本人が「どのような歯の悩みを抱えているのか」「どんなケアをしているのか」を皆さんと一緒に読み解いていきたいと思います。

今回の記事は『日本歯科新聞2025年11月25日号アンケート特集』に掲載されていた内容を参考資料としています。

 

◎日本人は歯科をどれくらい受診している?

まず注目したいのは、定期的に歯科を受診している人がどれくらいいるのか、という点です

調査では、

・定期的に通院している人

・痛い時だけ行く人

・ほとんど行かない人

などに分かれていますが、年齢によってかなり差がありました。

特に若い世代では「行かなきゃと思いつつ行けていない」という声が多く見られ、逆に高齢層になるほど「定期的にメンテナンスに通う」割合が上がっているのが特徴でした。

これは「歯が悪くなってから治すより、早く治した方が楽」という経験をしたことがある人ほど、メンテナンスの大切さを実感しているからではないかと考えられます。

 

◎歯が気になるけれど歯科受診できない理由

調査によると主な理由として、

・費用がかかるから

・仕事が忙しいから

・痛くないから

などが挙げられていました。

忙しいことや、痛みがないからつい延ばしてしまう、という声はとても多いです。

ただ、歯の状態は“痛みが出てからでは遅い“ケースが多く、「症状があるのに放置してしまうこと」で治療が大掛かりになることも少なくありません。

特に、歯周病は痛みなく静かに進行進行する病気なので、気になることがあれば早めの受診が安心です。

 

◎歯や口のトラブルを感じたときの行動

歯や口に「痛い」「違和感がある」などのトラブルを感じた場合、約6割の人がすぐに歯科受診をすると答えていました。

一方で、

・市販の薬で様子を見る

・放置する

なども一定数おり、特に若い層にその傾向が多く見られました。

痛みを市販薬で抑えると、一時的に治ったと感じることがありますが根本的な原因はそのまま残ってしまいます。

特に歯の神経や歯ぐきに問題がある場合は、早期受診が治療期間・費用・痛みを全て軽減する近道になります。

歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れの60%歯残ってしまいます。

歯周病やむし歯をしっかり予防するには、フロス・歯間ブラシなどを組み合わせることがとても効果的です。

 

 

今回の意識調査からわかったのは、日本人の歯に対する意識は確実に高くなっているとういうことです。

しかし同時に、行きたいのに行けない、忙しくて後回し、痛くないから様子見という“意識と行動のギャップ“もまだまだ大きいことがわかります。

特に若い世代では、「気になるけど受診できていない」という層が目立ちました。

ですが、もし少しでも違和感を感じたらどうか抱え込まずにご相談ください🥹

私たちも、皆さんの「予防の一歩」をサポートできるよう全力で頑張っていきます🔥

一緒に無理なく続けられるケアを見つけて、健康なお口を守っていきましょうね。