歯の豆知識

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口腔機能低下症って?

こんにちは😊

ブログ担当中島です🦷

 

まだまだ寒さの厳しい日が続き、体調管理が気になる季節となりました。インフルエンザや風邪の流行もあり、健康への意識が高まっている方も多いのではないのでしょうか。

そんな中で、「最近食べこぼしが増えた気がする」「以前より滑舌が悪くなったかも」と感じたことはありませんか?

実はこれらの変化、単なる年齢のせいではなく、「口腔機能低下症」と呼ばれる状態のサインである可能性があります。口腔機能低下症は高齢の方だけの問題だと思われがちですが、近年では40代・50代の方でも少しずつ増えてきていることがわかっています。

今回は当院でも注目している口腔機能低下症とは何か、どのような症状があるのか、についてお話ししていきます。

 

◎口腔機能低下症とは?

口腔機能低下症とは、噛む、飲み込む、話す、口を動かすと言ったお口の機能が加齢や生活習慣などの影響で少しずつ低下していく状態を指します。「病気」というよりも−気づかないうちに進んでいく機能の衰え−と考えるとイメージしやすいかもしれません。

大きな痛みやはっきりとした症状が出にくいため、年齢のせい・疲れているだけと見過ごされやすいのが特徴です。

 

口腔機能低下症では次のような変化が見られることがあります

・食事中にむせやすくなった ・食べこぼしが増えた ・滑舌が悪くなった ・硬いものが食べにくい ・口が乾きやすい ・以前より噛む回数が減った

どれも良くあることと思ってしまいがちですが、いくつか重なっている場合は注意が必要です。

 

◎実は院長も気になっていました、、

最近院長が「食べこぼしが増えた気がする」「滑舌が悪くなったかも」と話していました。

仕事柄話す機会も多く、まだ40代だし大丈夫だろうと思いつつも口腔機能低下症は年齢に関係なく起こることがわかっているため、一度チェックしてみることにしました。

 

今回行った検査は4項目です

・咬合力(噛む力) ・舌、口唇の運動機能 ・舌圧 ・咀嚼機能

いずれも「食べる」「話す」「飲み込む」といった、日常生活に欠かせないお口の動きを評価するための重要な検査です。

◾️咬合力

咬合力とは上下の歯でどれくらいの歯で噛めているかを測定する検査です。噛む力が低下すると、食事の際にしっかり噛めない、自然と柔らかいものを選ぶようになる、噛む回数が減るといった変化が起こりやすくなります。

院長の測定結果は1180Nでした。

こちらは若年平均が959.9Nなので問題なしです。

◾️舌・口唇の運動機能

舌・口唇の運動機能は「パ・タ・カ」といった音をどれだけスムーズに一定時間内に発音できるかを測定する検査です。

この検査では、下の動き、唇の動き、発音のスピードなどを総合的に評価します。

測定結果は「パ」7「タ」8「カ」6

平均値が全て7なので問題なしです。

◾️舌圧

舌圧とは、舌で上顎を押す力のことを言います。

舌圧が低下すると食べ物をうまくまとめられない、飲みにくくなる、食事中にむせやすくなる、といった症状につながることがあります。

測定結果は37.2kPaと42kPaでした。

こちらは若年平均が41.8kPaなので1回目の結果だと機能向上ありです。

◾️咀嚼機能

咀嚼機能検査では、食べ物をどれだけ細かく噛み砕けているかを評価します。しっかり噛めているつもりでも、実際には噛む力や回数が不足しているケースも少なくありません。

院長の測定結果は433mg/dlでした。

こちらは若年平均が約250mg/dlなので問題なしです。

 

全ての結果を含め、大きな問題はないですが、舌圧の機能が少し落ち始めているサインという結果でした。

舌圧は、食べ物をまとめたり、スムーズに飲み込んだりするために欠かせない機能で、日常生活では気づきにくいものの将来的な「食べにくさ」や「むせ」につながる可能性があります。

そこで院長は、舌の筋力を鍛えるトレーニングとして「ペコパンダ」を使ってみることにしました。

ペコパンダは、無理なく舌の力を意識しながらトレーニングできる器具で、日常のすき間時間でも取り組みやすいのが特徴です。

今後は、ペコパンダを使った舌のトレーニングを継続し、再度舌圧の検査を行う予定です。

実際に数値がどのように変化するのかを確認することで、口腔機能は「年齢とともに下がるもの」ではなく、意識とケア次第で維持・改善が可能であることを検証していきたいと思います。

 

◎まとめ

口腔機能低下症をそのまま放置してしまうと、食事量が減る、栄養が偏る、筋力が落ちる、誤嚥することがあるなど全身の健康にも影響が出てくる可能性があります。

ですが、逆に言えば早く気づけば改善・予防ができるということでもあります。

40代・50代は「まだ大丈夫」と思いがちな一方で実は変化が現れ始める大切な時期でもあります。

今回の院長のように、まずは現状を知り必要に応じて対策を始めることが将来のお口の健康を守る第一歩になります。

これからも皆さまが「食べる・話す・笑う」をいつまでも楽しめるようにサポートしていきますので、気になることがあれば、」ぜひお気軽にご相談ください。

一緒に、今からできる予防に取り組んでいきましょう。✊🏻