むし歯ってどんな病気？

むし歯は口の中に存在するむし歯菌（主にミュータンス菌）が食べカスをエサにして歯垢（しこう）という巣をつくり、その巣の中で歯を溶かす酸を出し、様々な症状を引き起こす病気です。症状が出てしまっているむし歯は悪くなることはあっても、治ることはありません。症状が出た時点で歯医者での治療が必要です。また、むし歯になっていても無症状の場合もあるので、早期発見・早期治療のためには定期的なチェックは欠かせない病気になります。

痛みの少ない歯科治療

痛みの少ない治療を提供するために、痛みを伴いやすい麻酔時に様々な工夫をしています。例えば、注射針は極細の注射針（３５G）を使用し、刺入前には表面麻酔を塗布しています。また、刺入の際には注入圧をコンピューター制御する電動麻酔注射器で痛みをコントロールしながら麻酔をしています。できるかぎり痛みの少ない治療で患者さんを不安にさせないことを大切にしています。

再発させない、再治療させない治療

保険治療におけるむし歯の再発率は約８０％という報告があります。むし歯は再発しやすい疾患になります。当院では、できるかぎり再発させない、再治療させない治療を心がけています。また、１０年後・２０年後という長期的な観点で考えると、できる限り歯の神経を残し、できる限り歯を抜かないようにすることが大切になります。これらの選択ができるように常に最善を考え、治療を行っています。